2011年3月11日、私は出張先のアトランタにいました。地元の朝のニュース番組で、めったに流れていない日本のニュースを見ました。そして、そこに映っていた祖国は目を塞ぎたくなる様な姿でした。
2011年4月、シカゴのテニス仲間が東北支援のチャリティテニスを開催。
日本とは全く関係ない人達も積極的に活動をしている姿を見て、人と人との繋がりの素晴らしさが心に響きました。
2011年7月、震災3ヶ月後、日本へ一時帰国した際に気仙沼を訪問。自然の驚異を目のあたりにして言葉を失いました。そんな中、被災地で瓦礫撤去などのボランティアを行っていたアメリカ人グループと知り合いました。彼らとは、シカゴでも交流を続けています。
その後、アメリカをはじめ全世界が東北を支援しました。被災者の方々が助け合って、復興に向かって立ち上がっている姿をテレビを通じて知り、日本人として誇りに思いました。そして、私も日本人としてシカゴから何か出来ないかと考え始めました。
2012年3月、シカゴのテニス仲間に声をかけ、震災から一年チャリティテニスイベントを企画。気仙沼で知り合ったアメリカ人の友人やテニス仲間の協力のもと、3月10日、11日に総勢20名が参加して、Project Love All の活動が始まりました。震災から一年が経ち、アメリカでの注目度も低くなる中で、決して安くない参加費に大切なお小遣いを使ってまで来てくれた心優しい高校生もおり、感銘を受けました。
2012年4月、3月のイベントを知った韓国系アメリカ人のテニスコーチの協力のもと、シカゴに住む日本人と韓国人の復興支援交流戦を行いました。
2012年5月、前年7月に気仙沼で知り合ったアメリカ人の紹介で石巻で民家の瓦礫掃除などの2週間ボランティア活動。そこで沢山の出会いを通じて、人の繋がりの素晴らしさに再度、感動しました。そして、津波で全てを失った年配の女性と出逢いました。彼女の悲しい涙が、僕らと触れ合う事によってうれし涙に変わったとき、私は自分がやるべき事に気がついたのです。
2012年6月、シカゴに戻り、継続的にテニスを通じて復興支援活動を行う事を心に決めました。
このようにしてProject Love ALLは始まりました。それ以来、沢山の方々の暖かい気持ちが一つになって 毎月、テニス活動を通して、東北を忘れない というメッセージを送り続けています。
2014年4月 Project Love ALL 代表 今井 誠
活動内容
アメリカのシカゴと大阪府枚方市で定期的にチャリティテニスレッスンを開催しています
私達はチャリティテニスレッスンを開催し、参加費として支援金をいただいております。テニスが好きな方やテニスに興味がある方にレッスンに参加していただいて、テニスを好きになっていただいて、楽しんでいただけるようなレッスンを行っています。
シカゴや大阪から東北の被災された方々へメッセージを送り続けます。
年に数回、スタッフが東北を訪問し、活動しています
チャリティテニスレッスンでいただいた支援金は、PLAスタッフが年に数回東北へ訪問し、地元のテニス協会や大学、高校、中学校、小学校、幼稚園と協力してテニスイベントを開催したり、テニス用具の寄付、仮設住宅への飲料水の寄付などに使わせていただいております。
過去6回の東北訪問をまとめています。ご覧ください
(PDFファイル)
これまでの支援実績(H25年末迄)PDFファイル
Project Love ALLの活動を通じて、たくさんの方々と交流ができて輪が広がってきています